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僕がとある中小監査法人で非常勤職員として働いていた時の体験談

公認会計士・税理士の藤沼寛夫です。

2019年2月に独立して早6年が過ぎましたが、最初の1~3年目はちょこちょこ中小監査法人で非常勤として働いていました。

非常勤、めちゃ流行ってますよね。

あの頃よりも中小監査法人増えているし、中小監査法人へのニーズが増えている=非常勤職員へのニーズも増えているって事なので。

だってそうでしょう?

会計士試験合格者はまずBIG4への入社を考えるわけで、残りの有象無象の中小監査法人に新人はほぼ来ませんから、中小は非常勤職員を雇うしかないんですよ。

あ、もちろん最近はBIG4→中小に転職する会計士も増えているんですが、一部の目立つ中小監査法人に人気が集中するので、全体として見れば超売り手。

僕が非常勤をやってた頃は今ほど注目されていなかったし、むしろ「邪道」とさえ思われてました。

でもね、さすがに時給2万円とかとんでもない給与水準の求人が出てきてるわけで、もう立派な働き方の1つなんですよ。みんな認識を改めましょう。

ってなわけで、思い付きで非常勤として働いていた頃の思い出話をします。

あ、多分今はもっと状況が好転してるかと思います。

目次

中小監査法人での非常勤は働きやすいけど紙調書だけは面倒…

実際に中小監査法人で非常勤やってる人は頷くと思いますが、働きやすさのレベルが違いますよね。

  • 残業あまり発生しない
  • 勤務日数限られているので負荷がかかり過ぎない
  • 調整業務不要

この辺りはどの監査法人も同じでしょうけど、これだけで働きやすさの度合いがグンと上がります。

あとはまぁ、、、求められる仕事のレベルとかも結構低かったり、、、

この辺になると結構みんな口を紡ぎがちです。だって「サボってる」「楽してる」感が出ちゃうから。

公認会計士って意外と嫉妬深い人いるんで、稼げます!とか堂々と言うと色々ネチネチ言ってくる人いるんですよね。陰でうわさ話したりとか。

だから皆あまり言わないんですよ。

でも僕は思ったことをそのまま言いたいので、そのまま言います。サボったこともないしね。

そんな働きやすい中小の非常勤ですが、唯一僕が面倒だと感じたのは紙調書の多さ!

多いというか、むしろ紙調書しか存在しない。電子調書を改ざんできない仕組みとか作れないから、エクセルで調書作って全部紙で打ち出してハンコ連打!

また、中小監査法人のクライアントは規模が比較的小さいので、電子よりも紙を好みがち。

そのため往査が基本。リモートワークできないのが本当に面倒…。

いかんせん非常勤という立場ですから、紙調書を家に持ち帰るとかもNGです。(あ、もちろん常勤もダメですね。うん。ダメだよね。うん。そうだね。知ってるよ。)

ちなみに、電子化している中小監査法人もありますし、あとはチーム・クライアントによっても方針は違うはずです。

とまぁそんな具合で、紙調書かつ往査が多いのは面倒でした。

たまにならリフレッシュになるので良いんですが、毎日はちょっとね。

非常勤は独立会計士が生きていくための生命線…どころか主要事業にさえなる

非常勤の仕事って、バイトとかパート的な感覚で見ている人が多いと思います。

でも、僕は違うと思います。

監査って、極論言えば自分で開業した会計事務所でも請け負うことができます。監査をサービスラインに加えれば良いわけですから。

一方、自分の会計事務所でクライアントと契約せず、監査クライアントを紹介してもらい、仲介手数料を監査法人に支払っているのが非常勤だと見ることもできます。

あ、細かい点へのツッコミは無しで。。

あくまで経営的に見た場合の話です。

これ、税理士業務も全く同じです。初めのうちは税理士ドットコムとかの税理士紹介プラットフォームに手数料を払って、顧問契約を受注するので。

結局、自分で顧客獲得できないから手数料払って紹介してもらう、というのはよくある話なのです。

つまり!非常勤も立派な事業の1つと捉えることができます!!

ちょっと強引さがありますが、そのくらい言わないと「パート感覚」「バイト感覚」と見ている人のマインドを変えられないと思いました。

で、ここからが本題です。

仮に時給2万円の契約ができたとして、年間100日で契約したとします。労働時間は1日8時間。

すると、これだけで年商16,000,000円達成です。

一人会計事務所の年商のアッパーが大体3,000万円くらいなので、この時点で半分超えてるんですよ。チートでしょコレ。

年商16,000,000円の新規事業、今から考えられますか?一人で実践して達成する自信ありますか?

普通の人は思いつかないはず。思いついても、実現できるかどうか分からない。時間だけ浪費して稼げないかも。

でも非常勤は、契約で報酬が固定されるんですよ。こんな事業、普通ないですよ。

もちろん契約切られたら終わりますが、仕事で結果を見せれば契約を切られにくいし、むしろ新たなクライアント紹介してくれたりと追加でメリットがあります。

終わり

あまり言いたい放題書くと、また某監査法人から消せとかクレーム入りそうなのでやめておきますね。

詳しい話がしたい方は、メッセージ頂ければ話しましょう。

あ、匿名でのメッセージは無視します。

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この記事を書いた人

藤沼寛夫のアバター 藤沼寛夫 公認会計士・税理士

藤沼会計事務所所長・アカウントエージェント株式会社代表取締役
会計税務や資金調達・ファイナンス、M&Aなどの会計系サービスを提供しています。
このブログでは僕のダラダラとした日常を公開しています。
藤沼寛夫のプロフィール

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